ドキュメントスキャナー

 

ドキュメントスキャナーに人気が出たのはなぜ? 電子書籍と自炊の登場

スキャナーはもともと印刷された写真や文書を画像データとしてパソコンに取り込むために使われてきた。その際、一般的に使われていたのはフラッドスキャナーと呼ばれるもので、写真のネガフィルムを取り込むことにも使用されていた。

 

その当時のスキャナーのニーズはそれほど高いものではなく、プリンターのように必須の周辺機器ではなかったと言える。

 

しかしその後、AmazonのKindleやアップルのiPadなどの電子ブックリーダーが登場すると、その状況は一変する。

 

日本ではアメリカと違って書籍が電子化されていなかったために、読みたい本を自ら電子化しなければならず、その際にスキャナーが必要とされたのである。

 

しかし書籍のように大量の文書を取り込むには、それまで一般的だったフラッドヘッドスキャナーでは時間がかかり過ぎて使い物にならなかった。

 

そこで急速に普及しだしたのが、印刷された文書を大量に取り組むことができる「ドキュメントスキャナー」である。ドキュメントスキャナーの登場によって、自分で書籍をデータ化することが流行し、「自炊」という言葉まで広まることになったのだった。

 

ドキュメントスキャナーはこのとき、プリンターに次ぐ主要なパソコン周辺機器として世間に認知されたと言ってもいいだろう。

 

Wi-Fi機能を備えてさらに進化したドキュメントスキャナー

 

ドキュメントスキャナーはその後着実にシェアを広げていくことになるが、その躍進を支えたのがWi-Fi機能を備えた点にある。

 

初期のドキュメントスキャナーの弱点は、取り込んだデータをすぐにスマートフォンやタブレットで活用することができないことだった。

 

スマートフォンやタブレットで取り込んだデータを活用するためには、いったんパソコンのローカルドライブに保存し、そこからデータを送るという二重の手間が必要だったのである。

 

そこで新たに開発されたのが、Wi-Fi機能が搭載されたドキュメントスキャナーだった。この機能によって、取り込んだデータはすぐにスマートフォンやタブレットに送信できるようになった。
デジタル化が進んでいるとはいえ、まだまだ印刷物が広く使われている昨今、スキャナーでデータを取り込み、あらゆるデバイスでデータを共有できるようになった意義は大きい。

 

Wi-Fi機能が搭載されたドキュメントスキャナーの登場によって、スキャナーは確実に進歩を遂げ、仕事効率化のためになくてはならないものへと変貌を遂げたのだった。

 

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